2019-06-09

2019年5月,東京駒込・半蔵門,「インドの叡智」展・神々の残照

  6月に入ってすっかり梅雨ライフ(?)です。5月に異常な暑さが続いたときには,このまま夏になってしまうのかと絶望的な気分でしたが,しっとり落ち着いた曇天の休日,ほっと一息ついてデスク周りの整理など。5月はこんな楽しい展覧会と舞台にも出かけたのでした。
  東洋文庫の「インドの叡智」展。左は本のデザインのチラシです。写真に撮るとほんとの本みたい。展示は日本とインド,インドの歴史,ヒンドゥー教の神々,ガンダーラ美術と盛り沢山。「インドの壮大な歴史絵巻でその叡智を探る」(チラシより)展覧会です。

 「ガンダーラのギリシャ仏教美術」(アルフレッド・フーシェ 1905-1917,パリ刊)にくぎ付け。モリソン書庫では「インドの動植物」特集展示で,「蘭アルバム」にくぎ付け。(写真は携帯でメモしたものです。)
  5月最後の週末には国立劇場で「言葉 ひびく 身体 神々の残照」を楽しむ。日本舞踊「翁千歳三番叟」,インド古典舞踊「オディッシー」,トルコ舞踊「メヴラーナ旋回舞踊」,コンテンポラリー「いのちの海の声が聴こえる」の4本の舞踊公演です。

 インド古典舞踊「オディッシー」は古代から寺院で神への奉献として演じられてきたもの。とにかく,動きや身体そのものが寺院の建築から抜け出してきたようです。その姿も,シタールの音色や歌声も,日本人である私たちには「意味」は解せずとも,神への祈りの姿としてあまりに美しい。

 蛇足ながら,トルコ旋回舞踊もとても楽しみにしていたのですが,ぐるぐる回る踊り手たちを見ていたら,ほどなく眠気に襲われてしまった。

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