過去の仕事の改訂版を作る,というかなり心臓に悪い案件に追われてました。10年くらい前にやらかした自分の仕事なんて直視できないさ!と開き直ってしまおう。合間に弾丸で北陸へ行ったり,うれしい友人とのおでかけで展覧会を見たり,記録を残していなかったので,弾丸忘備録として。
静嘉堂文庫美術館で「酒器の美に酔う」展。中国古代の青銅酒器なんていう珍品あり,高麗青磁の美しい杯あり,極めつけは土佐光元の「酒飯論絵巻」だったかも。ひたすら酔っぱらう御仁たちの姿に,あ~あ,と思わず吹き出してしまう。チラシには「酒器だいしゅき!」という脱力のコピーが躍ります。楽しい気分になれる展覧会でした。
出光美術館では「神秘のやきもの 宋磁展」を。こちらはちょっと襟を正す感じ。「神秘の」という形容詞がぴったりの美しいやきもののオンパレードで,ひたすら眼福。ははーっという感じ。チラシの美しい龍泉窯の青磁ももちろんのこと,磁州窯の掻落も大好きなんだな。平凡社の陶器全集「宋の磁州窯」(1966)は京都の古本市で求めた宝物みたいな1冊。
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