一体何年ぶりだろう,という熱海を訪れました。20年くらい前に横浜美術館の写真ワークショップで撮影に出かけて以来のこと。それ以前にも一度訪れたMOA美術館は亡父との思い出もあり,ちょっと感傷的になります。
ここの能舞台は前から興味があったので,五月の演能会のチケットがとれてとても嬉しい。能は半蔀(立花),狂言は真奪という番組です。実は久しぶりに福王和幸さんの舞台を拝見したかったのも熱海まで出かけた理由です!
今回は池坊が立花に協力ということで,会場には麗しい和服姿があちこちに。配られた詞章を見ながら,あ,そうか「草木国土悉皆成仏道」ってここに出てくるんだった,とか久しぶりにお能を堪能しました。
美術館の展示は「岩佐又兵衛 極彩色ワールド『浄瑠璃物語絵巻』」。まさにめくるめく美しさの絵巻を楽しんで,でもちょっと残念だったのは常設展示が少ないことと,写真を撮りまくる観客が多いこと。熱海観光の一環だとしても,絵巻をそんなにたくさん接写してどうするんだろう,という勢いで撮影に夢中の人がたくさん。何だかなあ。
そして熱海と言えば杉本博司,ということなのでしょう。入口ドアもロビー壁も常設展示にも御大の作品がずらりです。で,ガラス越しに撮影した私の「熱海海景」(笑)。陽が射してたし,島も写ってますがなかなかよい感じに撮れた!
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