2023-05-31

2023年5月,大阪吹田,国立民族学博物館「ラテンアメリカの民衆芸術」

 久しぶりの関西への旅。昨年はGWに大槻能楽堂や古書市に出かけましたが,今年は海外からの観光客も戻って大変な混雑ということだったので,少しずらして行ってきました。どうしても5月中にと思ったのは民博のこの展覧会がお目当てだったので。

 インパクト大のビジュアルに惹かれたのですが,この「ヤギのナワル」は常設展示のラテンアメリカコーナーに展示されているものなので,今までに何度か目にしてきたはず。常設展示は右も左もインパクトが大きいものばかりなので,印象に残ってなかったのかも。

 こうやって特別展示館にピックアップされると,夢にも出てきそうな面白さです。後ろ姿も撮ってみた。
 展示は古代文明の遺物から現代アートまで,メキシコからアルゼンチンまで。とにかく「ラテンアメリカ」の民衆芸術を網羅した展示はエキサイティングとしか言いようがなく,時空を超えた旅をした気分です。作品の国や年代を確かめながら,その向こうにコルタサルやオクタビオ・パス,ガルシア・マルケス…etc.の名前と小説を想い起して,立ち止まる。(白状するとガエル・ガルシア・ベルナルやロケ・サンタクルスのイケメン振り!も)

 死ぬまでに南米の旅なんて実現するだろうか,とそんなことを考えながら万博公園の美しいバラを楽しんだのでした。

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