このアイヌ工芸品展は,「国内外の優れたアイヌコレクションを紹介するほか,現在活躍する作家の活動を取り上げて」展示するものということ(チラシより)。1997年から継続してる(!)ということだけれど,今まで気づいていなかったのか,そうとは認識しないで見ていたのか,これからはちゃんと追いかけよう。
現代作家の作品では西田香代子の刺繍に惹かれました。ウポポイのミュージアムショップや北大博物館のショップのグッズで見かけたモチーフのオリジナルを見ることができてうれしい。下倉洋之の「熊の手のリング」はその不思議な造形にくぎ付けに。
面白かったのは尾張徳川家と北海道八雲町との関わりに関する展示。ベルンの木彫りの熊の実物が展示されていて,木彫りの熊が北海道の特産になる経緯に思わず感動。
近くの一宮市尾西歴史民俗資料館にも足を伸ばしてみました。(地図だとすぐだけど徒歩だと20分くらいはあるそう。迷わずバスに乗る。)秋季特別展の「琉球使節と琉球文化」展を見ました。愛知でアイヌと琉球文化を楽しむという,なかなかカオスな秋の一日となりました。資料館は木曽川のすぐほとり。