2026-03-14

2026年3月,東京・横浜,国立能楽堂定例公演・石田泰尚&石井琢磨リサイタル・ルパン歌舞伎

 寒さも緩み体調もよくなって,箍が外れたようにあちこち出かけているのでその記録を。まずは国立能楽堂で狂言「左近三郎」と能「須磨源氏」の番組で定例公演を拝見。行きたいと思ったときにはたいていチケットが完売してしまっているので,今回も譲ってもらったら,なんと正面席一列目。脇正面で見ることが多いので,こんな風に見えるんだ!という驚き。春の月明りのもと,光源氏がまさに目の前に現れて優雅に舞っているよう。能面とばっちり目が合って,雄弁に語りかけてくるような感覚は初めての,至福のひととき。資料展示室では「能面展」を見る。
 気持ちよい気候の一日,みなとみらいホールで石田泰尚&石井琢磨リサイタルを聴く。前半はモーツァルトとグリーグのヴァイオリン・ソナタ,後半はピアソラというプログラム。石井琢磨は寡聞にして知らなかったのだけど,今大変な人気のピアニストだそう。本プログラムは彼が希望したのだとか。前半も後半も二人の個性が響き合ってとてもよかった。アンコールのピアノ独奏「献呈」(シューマン)も美しく,若き才能に拍手喝采。アンコール最後のリベルタンゴがこの日のすべてを持っていったかも。

 そして新橋歌劇場でルパン歌舞伎「碧翠の麗城」を楽しく観劇。昨年の南座で見た第一作に続く二作目。前作では右近が演じた石川五右衛門を今作は片岡愛之助がルパンと二役を演じる。どうなのかな,と思っていたら,ルパンと五右衛門の早替わりが見せ場になってて面白い! そして今作はなんといっても中村米吉の瀬織姫が可愛く美しく,お見事というしかない舞台だった。理屈抜きに面白かった!

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