2017-09-03

2017年8月,富山南砺市,「デルゲ印経院 チベット木版仏画展」

  8月の忘備録として。富山県南砺市にある福光美術館にでかけて「チベット木版仏画展」を見てきました。南砺市の「瞑想の郷」所蔵のデルゲ・パルカン(徳格印経院)木版仏画の全点初公開とのこと。

  チベット仏教美術を見るのは,2009年に上野で開催された「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」以来です。興味はあるのだけれど知識が追い付かず,今回も会場で解説パネルとにらめっこをしながらゆっくり見て回りました。
  会場入り口のドゥンコル立体像はなかなか見る機会のないものだそう。上野で見たたくさんの仏像とどう違うのだろう。。そして本尊を中心に右1,2…,左1,2…と順番で見ていくのは分かったけれど,どうにも会場の順路と反対周りじゃないのか。。文字通り右往左往してしまう。
 
  それでもだんだんペースをつかめてきて,釈尊生涯八相などは見ていて面白い,と感じてくるから不思議。ところで,技術面でいえばこれらの仏画は極めて技量の高いものということ。さらに,16世紀以降の仏画はどれを見てもほとんど同じということなので,これらを一通り見て覚えておけばチベット文化圏の仏画はほとんどどれが何かということは理解できるものらしい。(→こちらのブログを参考にさせていただきました。https://stod-phyogs.blogspot.jp/2017/07/2b-3.html

 ふむふむ。古書市で買った図録と今展のリーフレットでしっかり復習しておこう!いつかチベットへも行ってみたいものです。福光美術館はとても気持ちのよい建物でした。金沢市内から車で40分くらい。

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