2022-04-30
読んだ本,「チリ夜想曲」(ロベルト・ボラーニョ)
2022-04-24
2022年4月,東京上野,二科展
2022年4月,君子蘭の開花
今年も綺麗に開花しました,君子蘭が。←最近,川添愛氏の「言語学バーリ・トゥード」にはまっているので,ここは倒置法で(笑)。8鉢育てているうち,7鉢は亡父が大切に育てていた株からの子株(下の写真)で,1鉢だけ生花店の店先で求めたもの(上の写真)。品種が違うみたいで,花弁の形が少し違う。どれだけ見てても見飽きませんなあ。
昨年オザキフラワーパークで求めたリュウビンタイも元気に育ってます。春になってニョキニョキ伸びてきました,新芽が! かわいいなあ。
2022-04-15
2022年3月,千葉,「苔松苔梅展」と千葉市美術館
年度の変わり目に少し忙しく過ごしてしまい,出かけた展覧会や読書の記録が混乱してしまっています。3月末に千葉県立中央博物館で「苔松苔梅展」を見て,その足で千葉市美術館にも立ち寄りました。
苔松苔梅展は地衣類の展覧会。博物館でコケの展覧会と言ったら思いっきり理系の展覧会を想像してしまいますが,今展は日本文化の中の苔梅苔松を美しく紹介していて面白かった!2022-04-01
読んだ本,「ブックセラーズダイアリー」(ショーン・バイセル)
古書店を衝動買いって。二段組300ページ超の大部だが,店に来る客の珍妙な言動や,従業員たちの奔放な行動などがシニカルなユーモアあふれる筆致で描かれる。アマゾンへの敵意(キンドル端末を撃ち抜く!)など,既存の書店の未来を憂える内容一辺倒ではなく,小遣いを握りしめて本を買いにくる子ども,クリスマスのギフトを選ぶ家族,稀覯本を探し求める客などなどは書店好きの読者の胸を熱くさせる。
故人の蔵書整理の場面は身につまされる。私の蔵書もいずれは家族の負担になるだけなのかも。常々そんなことを考えていて,先月神保町のシェア書店の一棚店主になってみた。一棚ブックセラーの顛末記も近いうちに。スコットランドの本の街ウィグタウンにはいつか行ってみたい。
今はまだ手持ちの蔵書を並べているが,いずれ「棚に並べるために買う」時の参考になりそうなこんな一節。「…エヴァは本の買取に興味を示し,いったい何を基準にして,どの本を買うか,いくらで買うかを決めるのをしりたがった。ぼくはなんとかうまく説明しようと試みたのだが,そこで逆に買取というプロセスの複雑さに気づかされることになった。要するに自分で勝手に決めないかぎりは,ルールなど存在しないのだ。」(p.254)