アフリカンプリント布は大好きで,好きな柄のカンガなどを見つけてエコバッグを作ってみたり(型紙さえあれば簡単なものは作れます(ドヤ顔)),面白い柄のボトムスはシンプルなシャツなどに合わせると楽しいのでいくつか持っています。
で,書店の手工芸本のコーナーで「アフリカンプリント 京都で生まれた布物語」(並木誠士・上田文・青木美保子著 青幻舎 2019)を見かけたときは,ファッション本かと思ったのですが,京都工芸繊維大学が監修した学術的な内容も含む楽しい一冊でした。
アフリカンプリントに興味を持ち始めた頃は,すべてアフリカ製のものが輸入されているかと思っていたのですが,オランダ製や安価な中国製など様々な製造地があることにも気づきました。そしてこの本を読んでびっくり。京都でも製造されていたとは! そしてそれらがアフリカに輸出されていたとは!
2013年に京都工芸繊維大学資料館で開催された「大同マルタコレクション」の展示資料の成り立ちや意義の詳細な分析がとても面白い。合わせて豊富な美しい図版,実用的なショップ案内など,楽しい読書の時間を過ごして大満足。
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