先週のこと,10月1~6日に東西線早稲田駅すぐ近くの穴八幡宮境内で開催されていた「早稲田青空古本祭」にでかけてきました。冷たい雨が降ったり,蒸し暑くなったり,奇妙な天候が続いて体力も落ちる日々,それでもテントをゆっくり回って,戦利品(!)一袋を肩にかついで帰って疲労困憊。なんだかなあと毎度思いながらも,袋から1冊取り出すたびに,おおお,と思わず歓喜の声を出しそうになるのです(わりかし単純にできている)。
丸三文庫の棚で2002年うらわ美術館の「融点 詩と彫刻による」の図録を発見しました。このすばらしく魅力的な展覧会と図録についてはまた後日。同じ棚で2000年松濤美術館ほかの「禅画展」図録も購入。帰宅してからよく見ると, 同じ人の蔵書印が押してあります。一見脈絡がないように見えるけれど,よく似た嗜好パターンを持つ人が存在して,その人の蔵書の一部を私が引き継いだ,というわけ。
そして平野書店の棚でマンディアルグの「ボマルツォの怪物」(大和書房,1979)初版本を購入。1999年に澁澤龍彦コレクションとして河出文庫から再版された文庫本は持っているのだけれど,古色蒼然としたこの佇まいに惹かれました。なかなか衝撃的なビジュアルの左のカタログは,以前実際にボマルツォ公園に行った友人が買ってきてくれたもの。この組み合わせが書棚に並んでいる人はそうそういないんじゃないだろうか,と鼻高々(自分が行ったわけじゃないけど)。
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