2014-07-26

2014年7月,山陰の旅(4),出雲大社,古代出雲歴史博物館

 旅の2日目は,前日とはうって変わって雨模様。初日の快晴に,日ごろの行いだわ,と喜んでいたのですが,これじゃあ私の日々はプラスマイナスゼロってことか。
 
 それはさておき,宿泊した玉造温泉からほど近い湯町窯で素敵な角皿を購入し,次に向かったのは出雲大社です。途中,高速道路から見る山脈に雲がかかる様子はまさに「八雲たつ」出雲の神秘的な姿で,これぞ神々の国と感動。旅先の雨もまたよいものと思えてきました。
 海岸線からのアプローチで,稲佐の浜も左手に見ながら出雲大社へ。かなり雨脚が強いものの,たくさんの観光客で賑わっています。縁結びということで,熱心にお願いしている若い女性もたくさん。私も人の世のよき縁をお願いしよう。よく写真に使われている大注連縄を下から見るとこんな感じ。
 そして楽しみにしていた古代出雲歴史博物館へと向かいます。お社からは徒歩5分くらいです。その展示はとにかく圧巻,の一言でした。2000年から2001年に発掘された巨大柱と,その発掘調査の成果による「巨大神殿,出雲大社」の展示はなんともドラマチックです。親切なイヤホンガイドを聴きながら古代のロマンにどっぷりひたる。
 
 そしてもう一つ,荒神谷遺跡から発掘された大量の青銅器の展示に圧倒されます。358本の銅剣が整然と埋蔵されていた様子,銅矛と銅鐸が一緒に埋められていたという事実,これらは発掘時に考古学者たちにとって大事件だったということ。知らなかったことばかりです。美しい写真と詳しい解説が親切な図録でこの夏,しっかり勉強してみよう。神話の再現映像などもとても楽しい。また出雲大社のおまつりの時期などに是非再訪したいものです。
 出雲駅伝の出発地点などを確認しながらおいしい出雲そばをいただいて,次は出西窯の窯元と,出雲弥生の森博物館に向かいます。

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