2019-11-15

2019年11月,東京日本橋,「高麗茶碗」展・誠品書店

 例によって,というか支離滅裂的にいろんな展覧会にでかけたり本を読んだりしているのだけれど,振り返る時間が全然追い付かない日々です。
 
 日本橋に出かけて三井記念美術館で「高麗茶碗」展を楽しんできました。韓国で高麗青磁や李朝白磁をたっぷり楽しんできたけれど,日本でいう三島手にあたる「粉青沙器」以外は,「高麗茶碗」という分類に出会うことはほとんどなかったかも。つまりは「高麗茶碗」というカテゴリーは一体何なのかをよくわかっていなかったのです。
 で,この展覧会はまさにその多種多様な高麗茶碗を時代を追って分類し,解説してくれるとても貴重な体験でした。淡交社から出ている「高麗茶碗のはなし」(谷晃 2014)が教科書とすれば,その実地見学,みたいな感じ。
 
 ふむふむ,と一通り歩き回って,高麗美術館や東洋陶磁美術館で「朝鮮のやきもの」を見るのとはまったく違うベクトルで「朝鮮産のやきもの」を堪能してきました。
 
 日本橋では,室町テラスに開店した台北の誠品書店もぶらぶら。中国語の本のコーナーも面白い。雑貨類も充実していて,一度だけ行ったことのある台北の魅力的な街並みを思い出しました。おいしい台湾茶の王徳伝のショップも。 

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