2020-08-13

2020年8月,東京恵比寿,森山大道の東京 ongoing

 こんなに長い間,ここを放置してしまったのは初めてのこと。およそ2か月間,息もできないほど(!)いろんなことがありまして。。幸いなことに,今のところウィルスには感染してませんが,若い頃のように無理がきかない現実にがっくりするばかり。
  やっと一つ二つ深呼吸をして,東京都写真美術館の「森山大道の東京on going」展へでかけました。入口で検温,館内にはマスクをしたスタッフがあちこちで目を光らせてる。平日の午後,思ったよりもたくさんの観客でした。

 森山大道って一体,今いくつなんだろう?とあらためてプロフィールを見て愕然とする。1938年生まれ。80歳を超えてるなんて信じられない。セルフポートレートに写るその姿も,そして何より近作のカラーもモノクロも。

 展覧会のステートメントでは「今なお疾走し続ける」と形容されています。展示方法もワイルド感満載で,2012年のTate Modernで見たウィリアム・クラインとの2人展であまりの迫力に言葉を失ったのを思い出してしまう。
 
 おや,と思ったのはカラスのモチーフ。深瀬昌久へのオマージュ? 何か不穏な空気を醸し出すその生き物を,森山大道は東京の今として捉えたのだろうか?

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