2022-05-22

2022年5月,大阪・京都(3),京セラ美術館・京都国際写真祭・みやこめっせ

 3日目は岡崎へ向かい,京都市京セラ美術館へ。ずっと行きたいなあと思っていた美術館。京都市美術館の時に何度か行った記憶はあるけれど,何を見たのかも印象に残ってない。。広々としたエントランスが気持ちよい,と思った瞬間,開館前の長蛇の列にびっくり仰天。特別展のポンペイ展や兵馬俑展の行列のようでした。

 大型展は避けて,PATinKyoto京都版画トリエンナーレ2022とコレクション展を見ることに。19人(組)の中堅/若手作家の展示は傾向が様々で面白い。知らない作家ばかりでした。吉岡俊直。西村 涼。

 コレクション展も充実です。森村泰昌は好きじゃないのだけど,館内の階段を舞台に女優に扮した「リタ・ヘイワース」はマヌエル・プイグの「リタ・ヘイワースの背信」を思い出してちょっと上がる。


 京セラ美術館の別館では京都国際写真祭のアーヴィング・ペン展を。この写真家もいろんなところで見たなあ。何と言ってもロンドンのポートレートギャラリーで見た展示を思い出してしまう。ガエル・ガルシア・ベルナルのポートレートがあると嬉しいんだけど。。

 残念ながらありませんでした。でもポートレートシリーズだけじゃなくて,幅広いセレクトが楽しい。この世のものと思えない花たちの写真集FLOWERSは一番ほしい本の一冊かな。チューリップのイメージ。
 さて,京都最後は別館の向かいのみやこめっせへ向かい,帰りの時間まで春の古書大即売市を楽しむことに。大阪と比べるわけじゃないけど,本の状態がよいものが多く,気分もノリノリ。バベルの図書館シリーズのチェスタトンや,ラテンアメリカ文学叢書のリョサ「子犬たち」,瀧口修造の詩的実験(復刻版)などなど。

 京都の最後は国立近代美術館のカフェでゆっくり。いやあ,大充実の2泊3日でした。やはり旅は楽しいです。ところで,今回の写真は全部スマホ撮影です。

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