ちょっと古いけど2006年の芸術新潮8月号「韓国 未知の美と出会う旅」は丸ごと1冊,教科書みたいに韓国の美を教えてくれます。中でも「慶州 新羅の都へ修学旅行」という特集は今回の旅でとても参考になりました。韓国の修学旅行の定番は慶州なのだとか。
まさにその旅程通り,慶州では石窟庵ソックラムから仏国寺プルグクサへ。吐含山の山腹の仏国寺をいったん通り過ぎて石窟庵はその山頂近く。駐車場から崖沿いの道を結構歩きます。お堂の後ろのドームの中に本尊の阿弥陀仏。前室からガラス越しに拝む姿は優しく慈愛に満ちている(気がします)。件の特集記事によれば柳宗悦がこの阿弥陀仏を見て「世にも稀な美しさに微笑んだ」と感動したのだとか。
続いて仏国寺へ。こちらは1593年の文禄の役で日本軍により焼失,残ったのは石段や石塔だけなのだそう。胸が痛みますが,再建・復元された広い伽藍を歩いているとその華やかで静謐な美しさに心が洗われます。
さて,夕食を済ませて夜の古墳公園へ。東洋最古の天文台という瞻星台は鮮やかな色にライトアップされていました。写真はピンボケです。。
そして夜景の名所の東宮・月池・月精橋を散策。どこも色彩が華やかなんだけど,けばけばしくなくてとても上品です。慶州はとてもよいところでした。今回,国立慶州博物館に立ち寄れなかったのがとても残念。でも大体の様子がわかったので,次回は個人旅行で釜山から入って慶州にゆっくり滞在する旅をしよう!
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