快晴の11月某日,春と秋の年2回のみ一般公開されるのに合わせて,茨城の虎塚古墳に出かけました。関東にも彩色装飾古墳があるんだ!ということを知ったのは確か2年くらい前に明治大学博物館の考古部門の展示を見たときだったか,そのくらいの知識です。九州にしかないのかと思ってた。便利なバスツァーを利用して,古墳内部の見学(4~5人ずつ,5分程度)のあと,隣接のひたちなか市埋蔵文化財調査センターと,十五郎穴横穴群も見学。
古墳内部の撮影はできません。これは調査センターに展示されている復元です。本物は保存のためにガラス越しの見学ですが,さすがに7世紀初めごろに描かれた文様が鮮やかに残る様子には感動。現地の解説員の方によると,西壁の円文は銅鏡を表しているとのこと,埋蔵品の代わりに壁画を描いた? 諸説あるみたいけど,なるほどなあと得心したのでした。
十五郎穴横穴群は東日本最大規模の横穴墓群ということで,見学路を進むと穴だらけ。面白かったのはその名前の由来で,江戸時代ころ,人気のあった曽我物語の曽我兄弟にあやかる伝説が生じたのだろうということ。江戸時代の人たちが,古墳時代に歴史ロマンを感じたのかと思うと,バスに揺られてはるばる訪れた身としては激しく共感! さて,この日の旅程は,酒列磯前神社と大洗磯前神社の見学と,大串貝塚の見学まであって,ちょっと過密日程。結構疲れました。
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