このところ過ぎていく時間の速度と,体力の消耗と回復のサイクルがまったくかみあわず,この場所に記憶として書き留めておきたいことがどんどんたまってしまっています。少しずつ,と思っていると忘却の速度もまた加速していくばかり。これではいかんです。というわけで今回は小鹿田焼の里のことを。
毎年10月の第二土曜日・日曜日は小鹿田皿山で秋の民陶祭が開催されます。民陶祭では各窯元が軒先で販売するだけでなく,アウトレット扱いの品もたくさん販売されると聞いていたので,鼻息も荒く(?)いざ皿山へ。ぽってりとしたピッチャーが今回のお目当てです。
福岡市内でレンタカーを借りて,大分自動車道日田インターまで約1時間,そこから約30分の距離。10軒の窯元が集まる集落の中心には清流が流れ,絵に描いたような美しき山里です。
小鹿田焼のピッチャーには,バーナード・リーチが滞在したときに取っ手のつけ方を指導したという逸話が残っているそう。坂本窯でまさに思い描いていた通りのものに出会う。絵付けのないシンプルな白を選んでみました。現地では色や文様にかなりバリエーションがあって,とても楽しい。
たくさん買っても,ヤマト便のテントが待ち構えて(?)います。湯呑や小壷など手頃なおみやげもいくつか買って知人・友人に差し上げて,自分用のはこんな感じ。いやあ,台風の近付く中,初志貫徹!あきれ顔の家人をよそ目に,こういうことには強い意志を持って行動できるんだな,と思わずドヤ顔。
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