二代徳田八十吉の美しい黄釉の香炉。色がとても好きで,一時ずっと箱から出して飾っていたのですが,珍しく来客を迎えたある年のお正月,件の客人はこの香炉の蓋を見て,「ハートの穴がかわいい!」と宣ったのです。
まさか八十吉の香炉を,「ハート模様がかわいい」という眼で見たことがなかったので,大衝撃でした。それ以来,ハートにしか見えなくなってしまい,古いものを選ぶときに「かわいい」という見方をしたことがない私のささやかな矜持(?)を示すためにもずっと箱入りとなっていたわけですが,今年久しぶりに取り出してみました。うん,やっぱり好きだ。それでいいじゃん,というわけで,今年もよろしくお願いいたします。2018年が皆さまにとってよい年でありますように。
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