2018-11-18

2018年11月,東京上野,フェルメール展

  「東京ノート」から時を経て,上野の森美術館で開催中のフェルメール展にでかけました。入場が予約制になっていて,長蛇の列は回避できます。指定の時間帯の開始時間には少し行列ができていましたが,すんなり入場できて会場内もそれほど混雑していませんでした。

 熱狂的なファンというわけではないのですが,8点が勢ぞろいしているフェルメールルームの迫力たるや圧倒的です。一瞬を切り取るというより,「時間」が描かれているこれら絵画を前にして,でてくるのは溜息ばかり。

 個人的な思い入れが強いのはアムステルダムで見た「牛乳を注ぐ女」との再会かな。色も質感も大きさも,画集で見るのとは違ってとても強い。たくさん美術館をまわった,あの初冬のオランダでの高揚感をまざまざと思い出しながら,絵を見るという行為の個人的経験としての楽しさを再認識した一日となりました。

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