2020-10-18

2020年9月,北海道(2),北菓楼・北海道大学総合博物館・弘南堂

 また間が空いてしまいました。やっと少し余裕ができてきて、今頃になって9月の旅行の写真整理と忘備録などを。

 札幌で文学館の次に向かったのは北菓楼札幌本館。大正15年に行啓記念北海道庁立図書館として建てられて,三岸好太郎美術館など美術館としても使われてきた建物が2016年に安藤忠雄によってリデザインされたもの。2階のカフェの壁面は6000冊の本が並びます。天井のデザインがすてきだ。建物の歴史を大切にしたデザインは上野の国際子ども図書館にも通じる雰囲気があって,とても気持ちのよい場所でした。

 おいしいメニューにも大満足して次に向かったのは北大キャンパス。天候がよければ植物園にも行きたかったのだけれど,冷たい小雨の中,総合博物館へ。

 収蔵標本が展示された3階が圧巻です。最初はウケてた標本展示(階段の脇にクマが座ってる!)も,バンビちゃんと親鹿が佇んでるあたりからだんだん怖くなってきた。。アイヌ・先住民研究センターのブースでは,ここでもウポポイの予習に励む!

 あっという間に時間がたって,博物館を出たのは薄暮のころ。北大はキャンパスというより広大な森ですね。一人とぼとぼと北13条門へ向かう道のりはなんとも心細いものでした。

 さて,門を出て街中へ戻ると元気百倍。今回楽しみにしていた古書店の弘南堂は門の目の前です。「池澤夏樹の旅地図」(世界文化社 2007)所収の「旅先の本屋で」という短いエッセイに登場する古書店。目次ページには作家が書棚を眺める書店内景の写真も掲載されています。

 「旅先で本屋に入って裏切られることは少ない」(p.246)という教え通り,文学館の展示がそのまま書棚に展開されているような充実ぶりに興奮。美術書のコーナーではアイヌ文化の充実ぶりにまた大興奮。ただ,「旅の途中で本を買うことの問題点は荷物がどんどん重くなること」(同)とある通り,あまり見境なく買うのはやめておこうと決めました。

 で,選んだのが「蠣崎波響伝」(永田富智 道新選書 1988)と「北海道の樹木と民族」(伊達興治 北海道出版企画センター 1995)の2冊。これならバックパックの中で旅の伴にできる,と店を出たのですが,あとになって串田孫一の「北海道の旅」の初版函入りを棚に戻してしまったのを後悔しきり。取り寄せたり,神保町で探したりもできるだろうけど,「旅先で買う」というその行為を,本の重さのためにあっさり諦めた我が愚かさよ(おおげさ)。

 さて,北海道初日の札幌ぶらぶらはこれでおしまい。2日目は余市と小樽へ!

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