さて,この日は東洋館リニューアルオープンも楽しみにしていたので,本館の特集展示はパスすることに。ところが,帰宅してからHPを確認すると本館特別1室でエジプトのコプティック・テキスタイルの特集展示があったらしいのに,気付かなくてとても残念。3月31日までなので,また桜の季節の楽しみにとっておこう。
そして,東洋館。展示デザインが一新されたということでわくわくして建物の中に。新しい展示ケースや照明デザインがとてもしゃれているのと,「東洋美術をめぐる旅」というコンセプトを打ち出していることで,旧来よりもぐんと魅力的になりました。
展示スペースも広くなったということで,「クメールの彫刻」,「インドの細密画」,「アジアの民族文化」の常設展示コーナーが新設されています。クメール彫刻のコーナーではガネーシャのお出迎えに思わず脱力。
アジアの染織の特集展示ではインドの美しいカシミア・ショールにうっとりする。繊細で緻密なペイズリー文様や,こんな楽しい刺繍文様も。この日はカメラを手に回りましたが,低反射のガラスや照明の位置のおかげなのか,映り込みのないきれいな写真ばかり。展示室ではことさら意識することはありませんでしたが,快適な鑑賞空間の裏を支える工夫や最新の技術に感心しきりです。
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