旅程の最後の1日は,何も予定を決めずただひたすらのんびりと過ごします。あっという間の3泊4日は,「神々の島」を実感する間もなかった気がしますが,旅から戻って写真を見ていると,確かに私の日常とはまったく異なる価値観に支配されている土地の空気を思い出します。
書物からの知識をそのまま引用すれば,「バリの文化と生活においての,コスモロジー(宇宙観,世界観)の強い支配と,それにもとづく場所(トポス)の意味の濃密化」(「魔女ランダ考」(中村雄二郎著,岩波書店,p13))がそこにあるといえるのかもしれません。
まだ戻ってきて日も浅いというのに,ずっとガイドマップを見ながら,次はここに行こう,あそこにも行ってみたい,と考えながら過ごす日々。
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