2013-12-13

2013年12月,バリ島(3),ゴア・ガジャ/ペジェン

 バリ島二日目は車で約1時間半の距離のウブドにでかけました。まず,ウブド東部にある11世紀の建造物のゴア・ガジャ遺跡Goa Gajahに向かいます。大きな顔が彫りこまれた洞窟の口の部分から内部に入ると,内部は左右に大きく延びていて,左側にガネーシャ,右側に三神一体のヒンドゥー教の神であるリンガ・ヨニの石像が設置されています。どのように祈りを捧げればよいのか,戸惑いつつも,現地の人の真似をしながら,家族の健康などをお祈りする。
 内部の壁に掘られた穴は,僧侶が瞑想を行ったものということですが,この洞窟には仏教の要素も多く,いまだ解明されていない謎が多いのだそう。遺跡の敷地内からは滝が流れる渓谷に降りることもでき,ミステリーハンター気分を存分に味わってきました。駐車場からのアプローチにはずらりと露店が並んでいます。ウブドの犬。とてもかわいい。
  次に訪れたのがペジェン地区。ゴア・ガジャからは車で10分くらい,ウブドの近郊北東部にあります。ここは古いお寺がたくさんあるところ。最も大きいプナタラン・サシ寺院Pura Penataran Sasihを訪れました。「ペジェンの月」と呼ばれる大きなドラム(銅鼓)がご本尊にあたります。紀元前3世紀ごろの建造といわれ,青銅製の銅鼓としては世界最大のものということ。確かにでっかい。
 
 入口で記帳とドネーションを済ませてドラムを見上げていると,受付のおじさんが歩み寄ってきて解説を始めました。ここはバリ島のすべての寺院の中心であると熱弁をふるうおじさんでしたが,最後にひとりずつからガイド料を徴収したのにはちょっと面食らう。マハーバーラタの浮彫。

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