ぴんと冷えた冬の日の朝,静けさに支配された廟への道を歩いていると,民俗博物館の祭祀のコーナーに,民族の魂を知るには宗廟を訪ねるとよい,と書かれていた意味がおぼろげながらわかったような気がしてきます。
入り口から廟まで続く道の真ん中は歩くことができません。ここは王様の魂が通るのです,とガイドさんは何度も繰り返す。毎年5月と秋に宗廟大祭という王朝儀礼が執り行われるとのこと。観光客も入れるのだろうか。
ああ,来てよかった。またぜひこよう。今回は行けなかったリウム美術館や, 韓国現代美術館も見てみたい。荘厳な王朝儀式や伝統舞踊も,と考えながら40分ほどの見学を終え,出口へと向かいます。敷地内の池は氷が張っていました。冬枯れの庭園は清々しい,という形容詞がぴったりです。
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