というわけで,9月8日まで六本木s+artsで開催されていた山下かじんさんの個展「amorous」でこの1点を購入。この白という色彩の,饒舌でもあり静謐でもある不思議な魅力がなんとも色っぽい。アクリルで額装しようか,このままにしておこうかと迷っているところ。
画廊の案内文によれば,「工業用のエフェクト・パール顔料や塗料を使い,水彩紙やキャンパスに描かれる」のだという。これはキャンパス。化学反応は偶然なのか,計画なのか,それともその両方なのか。
amorousは「艶めかしい,色っぽい」とそのままなわけだけど,多情=孤独でもあるかもしれない。どこまでも二面的なんだな,と思う。
蛇足ながら,この作品を見た家人(かじんさんじゃないですよ,私の家族ね)は,山本直彰さんの作品(うちには3点あります!)だと思ったらしい。全然ちがうじゃん!と言ったものの,言われてみれば雰囲気としては似てるのかも。まあ,好みと言ってしまえばそれまでなんだけれど,惹かれる方向としてぶれてないということにしておこう。
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