2021-12-11

2021年11月,東北(5),青森から盛岡へ,ワ・ラッセ,光原社

 青森3日目の朝はホテルからすぐの海岸へ。青空がのぞいたり,雪が舞ったり。これが外ヶ浜なんだな。市内の善知鳥神社へは前夜参詣したものの,すっかり日が暮れていて全貌はよくわからなかった。。朝の散歩がてらにもう一度という気合はなく,能曲「善知鳥」を辿る旅はやや不完全燃焼。次の機会に棟方志功記念館と合わせて再訪しよう。

 新幹線の時間までねぶたを展示した「ワ・ラッセ」で過ごしました。五所川原の立佞武多を見た後なので大きさにはそれほど驚かなかったけど,一体一体の物語には感動。これは薬師様を守る十二神将を十二人のねぶた作家が競作したものの一部で,来年の干支にちなんで真達羅大将をパチリ。

 さて,新青森から新幹線で南下して向かったのは盛岡。前から一度訪れたかった光原社へまっすぐ向かいます。店舗の佇まいは凛とした気品があります。奥行のある中庭にいくつも建物があって,おいしいお茶を頂いたり宮沢賢治の資料館をのぞいたり。

 楽しい時間を過ごしたあと,お店の前の通りで思いがけず材木町よ市が始まって大喜び。岩泉高伝統芸能同好会の「中野七頭舞」の披露には大感激。五穀豊穣を願う神楽らしい。武具を使う激しい動きに目が釘付けになりました。若い身体から放たれるエネルギーは清冽です。
 あっという間に夕暮れが迫ってきて,大慌てで市内循環バスに飛び乗って紺屋町方面へ。中津川を渡ってブックナードを目指しました。少し前の古書店特集の雑誌で海外カルチャー中心の古書店と紹介されていたのですが,古書よりも新刊書が充実している印象。方向転換したのもしれないな,と新刊の文庫本を1冊求めてお店をあとにしました。外はすっかり日が暮れてきました。

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