新しい年を迎え,穏やかな日常が続きますように祈念いたします。私事では,とにかく健康こそが何より大切という思いを新たにする日々。今年は体調を整えて国内外を旅したい。焦らずゆっくりと身体に向き合おうと思います。今年は新年に美しい色彩の大輪の菊を飾りました。
さて,新年最初の展覧会は横浜ユーラシア文化館にでかけて「思い出のチマ・チョゴリ」展を。いきなり会期最終日の展覧会にでかけてしまい,意外と混んでる会場にちょっとびっくり。
韓服のチマ・チョゴリ。チマはスカート,チョゴリは上着を指します。展覧会は4つのセクションから構成されていて,第1章は「悠久なるチマ・チョゴリ」,第2章「人生とチマ・チョゴリ」,第3章「私のチマ・チョゴリ」は3階フロアで,第4章「男性の装い」は2階の常設展示室での展示です。
展示室の最初の高句麗水山里古墳壁画のパネルを見て,あれ,高松塚古墳の女子群像の衣裳とそっくり。そうか,古墳時代の女性の衣裳は半島由来なわけで,チマ・チョゴリという視点で見たことがなかったので今更ながら瞠目。
第3章「私のチマ・チョゴリ」がこの展覧会の特徴なのでしょう,横浜ゆかりのコリアンやコリアンと結婚した日本人の,成人式や結婚式などに使用したチマ・チョゴリが展示され,個人的なストーリーが添付されています。読み進めていると,展示すべてが1つの物語を構成しているかのように思えてきます。脈絡なく,ソフィ・カルの私的で親密な体験をテーマとした作品を見たときのことを思い出してしまった(例え方が変かな。)
久しぶりに中華街にも立ち寄って,新年の買い物は香り豊かな鉄観音や台湾のお菓子などなど。体調が恢復したらまずは韓国へ,それとも台湾へと考えながら帰路につきました。
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