さて,人のことは置いておいて,骨董が並ぶ店を次々にひやかしていくと,こんな鼻煙壷を見つけました。チベットのもの。それほど古くはなさそうで,現地のお土産品みたいなものかなあ,とも思いましたが,店番のおばさん曰く,もう30年以上も前に骨董市で仕入れてずっと並べてるけど売れないのよ,とのこと。おいしそうな(?)橙色も安っぽいプラスチック製には見えないし,ターコイズのビーズも好きな色です。連れて帰ることにしました。
家に帰ってしげしげ眺めていると,チベットからやってきたというよりも,おばさんの店先で30年以上も埃を被っていた,という来歴の方が強烈で,表面をそっと拭きながら,うちに来てよかったね,と思わず声をかけてしまった。
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