コロナの日々,ネット上のヴァーチャル展覧会もそれなりに楽しいのだけれど,こうやって昔見た展覧会の記憶を辿るというのもなかなかよいものだと思う今日この頃。
イヴォン・ランベールのさりげなく品のよいコレクションの数々が蘇ってくる。このリチャード・タトル「わが心の3つの色」(1973)は3色の配色と配置がとても好きで,家に帰ってすぐに水彩絵の具を取り出してスケッチブックに真似してみたのでした。
サイ・トゥオンブリもこんなにたくさん見たのだったか,と新鮮な驚き。アンドレ・セラーノやナン・ゴールデンの写真なども。
調べてみると,パリのYvon Lambert Galleryは2014年に閉廊してしまったらしいけれど,Yvon Lambert Bookshopや,アヴィニョンには私設美術館Collection Lambertが運営されているらしい。2018年には代官山でポップアップギャラリーも開催されたのだとか。ちゃんとキャッチアップしていれば,1998年の展覧会の未来を確認できたのに。「あの時の未来」がするりと私の横を零れ落ちてしまっていた,みたいな不思議な感じ。
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