2021-11-06

2021年11月,埼玉北浦和・大宮,「美男におわす」展と盆栽美術館

 すっかり箍が外れてしまったかのように出歩いてます。秋晴れの一日,埼玉へ。いずれも会期最終日だった埼玉県立近代美術館の「美男におわす」展と大宮盆栽美術館の「日暮し」の特別展示(1週間だけ!)を見てきました。

 「美男におわす」展は「美人画」という言い方はあるけど「美男画」と呼ばれることはなかった「美男のイメージ」の展覧会。いやあ,面白かった。浮世絵,日本画などから,雑誌の表紙やマンガ,現代作家の作品など,「美男」がずらりと並んでいます。

 ジェンダー的な問題提起の側面はともかく,観客それぞれが抱く理想のイメージがいつ,どんな風に描かれているのかを探すのはとても興味深い展示でした。ちなみに私は金子国義の魅力を再発見し,山口晃の筆力に嘆息し,船越桂の木像の虜になって帰ってきました。ヨーガン・アクセルバルの写真も面白かった。

 北浦和でゆっくりランチを頂いてから大宮盆栽美術館へ。年に1週間しか展示されないという五葉松の「日暮し」は日が暮れるまで眺めても見飽きないことから名づけられたのだそう。写真撮影は不可でした。この写真は庭園の「獅子の舞」。盆栽はそれぞれの銘も面白いです。まさに獅子が身をくねらせているよう。

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