2022-11-01

2022年10月,千葉佐倉,「マン・レイのオブジェ」,「コレクションHighlight ジョゼフ・コーネル」

  秋晴れの休日、佐倉にでかけてきました。DIC川村記念美術館と国立歴史民俗博物館がお目当て。交通の便とどちらも広大(!)なことを考えて,近場で一泊することにしました。(旅割も使えるし。)
 そういうわけでゆっくり家を出てJRを利用して佐倉駅に着いたらちょうど歴博停車バスが出たところ。次のバスまで結構時間があるので,30分ごとに送迎バスの出る川村美術館に向かいます(行き当たりばったり)。

 川村美術館はサイ・トゥオンブリーの写真展以来,2回目。のどかで気持ちがよい美術館です。今回は企画展「マン・レイのオブジェ」展とコレクションのハイライトとして館蔵の作品がすべて展示される「ジョゼフ・コーネル」展を楽しみました。

 どちらの名前もすぐに瀧口修造の展覧会や著作を連想するのだけれど,それぞれの独立した大規模な展示を見るのは新鮮な悦びです。マン・レイのオブジェに特化した展覧会は国内初なのだとか。バリエーションの展示が面白くて,4点並んだメトロノームに「目が釘付け」(!)に。

 コーネルもずらっと並ぶと壮観です。コーネルの箱ってこんなに大きかったかな,という驚きも。何となく,掌中のサイズと脳内で思いこんでいました。マン・レイの写真を使った作品もあり,面白い。箱も平面も,ガラスを通して「さあ,この異世界を覗いてごらん」と誘いかけてくるようです。

 ロビーの照明がきれい。こんなだったっけ?となる。ゆっくり過ごしてあっという間に時間がたち,館を出るときにはほとんど陽も傾いていました。翌日は歴博へ。

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