あれこれ手にとって見ていると,あまりに魅力的なものが多すぎて,だんだんわけがわからなくなる。先客が選んだものを見せてもらったり,とても手が出ないようなものも棚から取り出して眺めてみたり。「博物館クラス」とはよく耳にするけれど,実際に大英博物館に陳列されているようなローマングラスの逸品を手にしたときは,思わずぞくぞく。落としたら大変だ。
金属製の写真立ては高さ5.5㎝くらい。これはイギリスのものだろうけど,ちょっとパリの雰囲気もあるね,ということ。スタンド部分が折りたためるようになっていて,旅行などに持ち歩いたものではないか,とも。誰の写真を入れようか,としばし思いを巡らしながら,かなりロマンチックな妄想(あくまで)にふける。この夏の旅はいつのまにかオスカー・ワイルドに取りつかれているので,ドリアン・グレイの肖像などがぴったりかと。
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