遠くには出かけず,ゆっくりと休日を過ごすことに決め込んでいます。春と秋の連休のたびに,益子の陶器市が気になるのだけれど,アクセスマップを見て路線検索をするだけでまた次の休みにしよう,と断念してしまう。
そんな折り,銀座三越アートスペース∞で「伊藤剛俊・器展」が開催されていると知って小躍り。益子に行きたい動機の一つがこの作家の作品なので,いそいそと銀座へ向かいます。
「掻き落とし」と「鐵(白・黒)」のシリーズの展示。繊細で独特なフォルムが美しい。開催3日目で,すでに数が少なくなっていたようです。鐵シリーズの香炉や花生けに惹かれたのだけれど,まずは掻き落としのシリーズを一つ手に入れたいと思っていたので,購入は見送り。その足で恵比寿三越に向かい,食器売り場で以前から目をつけていた茶碗を購入しました。
鉄観音を丁寧にいれて注いでみると,お茶の黄金色が器にぴったり。いつか工房を訪ねてみたいなあと考えながら,繊細な手触りの茶器を両の手で包み込むようにして,甘い香りのお茶を楽しみました。
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