新しくできた地下の木挽町広場からエスカレーターで地上へ。タワーを背にした歌舞伎座正面。新装というより,伝統を生かして化粧直しといった雰囲気。夕方開演の第三部の演目は「梶原平三誉石切」と「京鹿子娘二人道成寺」です。
肝心の舞台は「梶原平三誉石切」は吉衛門の景時,「京鹿子娘二人道成寺」は玉三郎と菊之助。華やかな舞台にうっとり。玉三郎の踊りは,この世のものではない白拍子花子が玉三郎という現実の肉体を借りて舞台に舞い降りたよう。「妖艶」という言葉がぴったりの舞姿にくぎ付けになります。
歌舞伎はやっぱり歌舞伎座で見るのが一番だなあ,と。閉場前によく出かけた4階幕見席もエレベーター完備で復活したので,これからまたちょくちょく見たいものです。歌舞伎座ギャラリーはまたの機会に覗いてみよう。
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