5月の観劇の勢いにのって(?),6月第2部を見に歌舞伎座へ再び。これは木挽町広場の天井の提灯。「鳳凰丸(ほうおうまる)」は
歌舞伎座の「座紋」と言うのだそう。歌舞伎座のHPを見ると,法隆寺の宝物「鳳凰円文螺鈿唐櫃(ほうおうえんもんらでんからひつ)」に使われた文様が原形になっているとのこと。調べてみるとこれは東京国立博物館の法隆寺宝物館に収蔵されています。展示される機会があったら見てみたいものです。
さて,第2部の演目は「壽曽我対面」と「土蜘」。どちらも華やかな舞台がとても楽しい。「対面」は曽我兄弟を菊之助と海老蔵。この二人と後ろに並ぶ七之助の化粧坂少将の姿がオペラグラスの視界にぴたっと収まったときには,これぞ浮世絵かと思う美しさでした。海老蔵はなにしろ美しいのだけど,せりふの響きがひっくり返ってしまってて,よいのでしょうか?と通の人に聞きたくなる。
「土蜘」は菊五郎の蜘蛛の精。蜘蛛の糸がぴゃーっと舞台に捲かれ,それをまたぴゃーっと片づける後見の動きも面白くて,あっという間に時間が過ぎていきました。子役の藤間大河くんがとてもかわいい。
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