2012-12-19

2012年11月,ロンドン(9),大英図書館,セシルコート,フォトグラファーズギャラリー

 雨が降り続きます。5日目の朝は地下鉄セント・パンクラス駅近くの大英図書館からスタート。開館を待っていたところ,突然サイレンが鳴りだして館内からスタッフが続々と外へ出てきました。入口付近のビジターにも「建物から離れて!」の指示が飛びます。手際よくスタッフ用とビジター用の点呼台のようなものも設置され,呆気にとられているうちにけたたましいサイレンとともに消防車が到着。まさかの出来事にびびりまくる。
 
  30分くらい経過して,無事が確認されたという放送を聞いて一安心して館内へ入ります。閲覧室に入るには登録が必要ですが,大英図書館所蔵の至宝の数々を見ることができる展示室には事前登録などは不要です。美しい写本や,マグナカルタの原本,レオナルドの手稿,ブラウニングやオースチンの原稿などに興奮。音楽のコーナーにはベートーベンやハイドンなどのオリジナル楽譜や,ビートルズの直筆歌詞原稿なども。

 あっという間に時間が過ぎていき,次はCecil Courtセシルコートの古書街を目指します。19世紀の街並みが保存されている地区で,古書街といっても店舗の数は多くありません。Peter EllisやMarchpane など有名な店をいくつか覗いてみました。
 
 セシルコートからナショナル・ギャラリーはすぐ近く。さっとピンポイントでカラバッジオ,レオナルド,フェルメールなどを見て(なんと贅沢な!),次はオックスフォード・サーカス駅近くのフォトグラファーズ・ギャラリーに向かいます。

 2つの企画展が開催中。そのうちの一つ,Shoot! Existential Photographyのショッキングな映像に食らいつくには,強靭な精神力と体力が必要のようです。このとき,すでに両方とも使い果たしていた私は,逃げ込むように地下階のBookshopに。森山大道のコーナーがあったり,面出しのコーナーには尾仲浩二や金村修があったりと,日本人フォトグラファーの活躍に思わず喝采。

 さて,この日の夜はRoyal Opera Houseにロイヤル・バレエの小品集を観にでかけたのだけど,3つの演目のうち最初のConcertoが終わった時点で力尽き,残りの2つは夢の中。残念至極です。なので,写真は控えめに。

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