2018-08-22

2018年8月,京都(1),下鴨神社古書市

  今年の夏も京都へ出かけ、下鴨神社の古書市に参戦(?)してきました。とはいえ、送り火に合わせた日程だったので、到着したのは最終日前日の午後。さすがにどのテントを覗いても売れ残り然としていてあまり魅力を感じない。(お値引きはかなり魅力的なんだけど。)
  で、成果としては辻邦生の「橄欖の小枝―芸術論集」(中央公論社1980)と,Phaidon PressのJ. W. Waterhouse画集が掘り出し物だったかも。他に新書や文庫を数冊。中山岩太の写真展図録は家に帰ったら同じものを持ってた。(がっくり)。そしてJ.Pillement(1719-1808)のポショワール版画。ポショワールって何だっけ? ステンシルのことらしいけれど,古色蒼然とした質感がいい感じ。シノワズリの植物画ということ。

 こうやって並べてみると,セレクションがなぜか乙女チック(死語)だ。まあ,夏の一日,糺の森を彷徨い歩くうちに,そういう気分になったということなんだろう。 毎年吸い寄せられてしまいます。不思議の森の古本探し。