2015-04-05

2015年3月,東京初台,スイスデザイン展

  オペラシティアートギャラリーで先週まで開催されていたスイスデザイン展を見てきました。最終日前日の土曜日の夕方,会場はおしゃれな雰囲気の若い人たちでいっぱい。
  入口付近には日本の型紙を使ったインスタレーション。ルツェルン応用化学芸術大学による型紙インスタレーションプロジェクトとかで,日本の「用の美」が,その用途を離れてオブジェになっているのを見るとちょっと複雑な感覚です。

 展示室内は,そうだこれはスイスのものだった,という製品が次々に現れてとても楽しい。スォッチもバリーもフライターグもネスレも。そして展示の最後はやはり真打はル・コルビュジェでしょう,という感じでかなりのスペースが割かれていました。
 
 ところでコルビュジェといえば集文社から出ている日本語版の「小さな家Une Petite Maison」が大好き。小さな判型だけれども,そこから広がる夢のような空間をまさに掌中で楽しめる一冊です。

 久しぶりにページを繰ろうと思って家に帰り,例によって(?)書棚を探索したけれども見つからない。ふと,そういえば旧友の一人に差し上げたのだったと思い出す。その時の,この本を贈り物として選んだ心持ちみたいなものを思い出してちょっとセンチメンタルな気分を味わいながら,さてネスカフェで一服。

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