2017-08-06

2017年6月に出かけた展覧会,ソウル・ライター展など

 忘却の彼方へ過ぎ去る前に,忘備録として。
  Bunkamuraでは「写真家 ソウル・ライター展」を見ました。会期終了日,なんと入口には長蛇の列。写真展でこんなことが!とびっくりしましたが,若い人の間で大変な話題の展覧会だったようです。SNSで「あなたもソウル・ライター」みたいな企画をやっていて,ソウル・ライター風の写真を撮って投稿するのだとか。

 それはどうなんだろうと思いながらもこれだけ話題なんだから見に行かなくちゃ,と思って出かけて,確かに面白い写真がたくさんありました。「カラー写真のパイオニア」ということだけれど,モノクロもよかったな。シュタイデル社から2006年に出た写真集が「再発見」のきっかけだったという。知らない写真家がまだまだたくさんいるなあというのが一番の感想。

 横浜美術館では「ファッションとアート 麗しき東西交流展」を見ました。19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術を,「東西交流」をキーワードに紹介する展覧会。横浜が舞台だけに,異国という他者への驚きと憧憬が臨場感をもって迫ってくる楽しさがあり,わくわく。西洋にとっても日本は「麗しき他者」であったのだと再確認。

 常設展「自然を映す」も面白かった。久しぶりに横浜美術館で菅木志雄を見ることができました。写真展示室では特集展示「写真と絵画ーピクトリアリズムの興隆」。梅阪鶯里など。

 他に,パナソニック汐留ミュージアムで「日本,家の列島ー フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン ー」展を。住宅写真と模型を見せる工夫が面白い展覧会。住宅だけなので,ちょっと内向きな展覧会という印象だったかもしれない。

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