2013-11-18

古いもの,パイプミュージアムとアンティークマーケットで買ったもの,lacquerの鼻煙壷/デルフト焼のティーボウル

 パイプミュージアムには中国の喫煙文化に関する展示もあり,やはり独特の雰囲気があります。ヨーロッパのパイプからは「粋」とか「ダンディー」とかを連想するけれど,中国となると「妖美」と感じてしまうのは映画や小説からの個人的な先入観だろうか。
 
 地階のショップでヨーロッパのスナッフ・ボックスか,フェルメールで教えてもらったパイプ・ダンパーを一つ買おうと思っていたのだけれど,中国の鼻煙壷の棚を見て,この漆の鼻煙壷に一目惚れです。微細な模様と,可憐な花柄がとてもきれい。蓋のコーラルの色合いが調和していい感じです。清代のもの。はるばるオランダからやってきて,私のささやかなコレクションに加わりました。
  アンティーク・マーケットでは手頃な小物がたくさんあって,いくつか買い求めました。中でも嬉しいのはこのデルフト焼の小さめのティーボウル。ちょうど煎茶茶碗として使えるくらいの大きさです。19世紀末と書いてありました。
 
  思っていたよりも素敵な古いものにたくさん出会えて,かなり勢いがついてしまった。前日に骨董通りで見たデルフト焼の小皿もまた気になってきました。手頃というには少し値が張るものだったので,もう一日考えよう。

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