2022-05-21

2022年5月,大阪・京都(2),奈良原一高「ジャパネスク」(京都国際写真祭)・大江能楽堂

 2日目の朝は建仁寺へ。2018年に早朝の座禅会に参加したまさにその両足院で開催中の奈良原一高の写真「ジャパネスク 〈禅〉」を見るのが目的。4月から5月にかけて京都国際写真祭KYOTO GRAPHIEの展示の一つです。

 おお,あの座禅を組んだ部屋に展示が。会期中は座禅会は別の部屋なんだろうか。このシリーズは何度も見たことがあるのだけれど,やはり禅寺で見るのは特別な体験だろう,と思っていたのですが。。

 何しろ人が多いんだ。どこに行っても。人数制限はあったけれど,一度に部屋にどやどやと入った観客のマナーもよくなくて,やはりこういうのは人が少ない時を狙って行かないとダメだわ。と痛感いたしました。展示の支持体もいかにも即席で安っぽい。高い入場料を取るなら,それなりの運営をしていただきたい。とアンケートに書いてしまった。

 寺町通のレトロな喫茶店でおいしいフレンチトーストをいただいて気分を直したところで,次に向かったのは大江能楽堂です。明治41年創建,改修を重ねて現存する古い能楽堂でぜひ一度お能を拝見したいものだと思い続けていたのでした。今回ついにタイミングがばっちり。しかも大好きな「善知鳥」も番組に入ってる!しかもワキは福王一家だ!

 「西行桜」(シテ:大江又三郎、ワキ:福王茂十郎、ワキツレ:福王和幸)、棒縛(茂山忠三郎ほか)、「善知鳥」(シテ:宮本茂樹、ワキ:福王知登)というまるでワタクシのための番組かというラインナップで期待度満点。

 自然光の射す能楽堂は確かに古い(かなり)けど,趣があるということで。400の席数はほとんど埋まってたかも。いつも通り脇正面に座って堪能しました。シテの大江又三郎師はかなりのご高齢のようで,舞台で立ち上がるときにひっくり返っちゃった。。そんなアクシデントも霞むすばらしい舞台を堪能して大満足。
 夕刻は三条通界隈の骨董やアンティーク店をぶらぶら覗き,久しぶりに京都の夜散歩を楽しんで2日目はおしまい。
 

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