2020-11-07

2020年11月,奈良(1),大和文華館「墨の天地 中国 安徽地方の美術」展

 
 連休を利用して1泊2日,奈良と京都に短い旅行に出かけました。旅の目的は奈良国立博物館の正倉院展と,京都知恩寺の秋の古本まつり。またGo Toを利用してLet's go!(わりかし単純な人間です。)
 
 正倉院展は,毎年ニュースで混雑の様子を見ているので,予約制の今年は狙い目かも!と考えた次第。早々に申し込んだのですが,希望の日は遅めの時間しか空いてません。新幹線は早い時間しかとれなかった。で,京都から近鉄でまずは学園前駅を目指し,大和文華館を訪ねてみました。

 ちょうど特別展「墨の天地 中国 安徽地方の美術」展が開催中。想像していたよりもずっと立派な(失礼)美術館で,秋晴れの一日,とても気持ちのよい時間を過ごしました。意外と(失礼)たくさんのお客さんの年齢層はかなりお高め。

 展覧会は,2017年に泉屋博古館で見た「典雅と奇想」展を思い出しました。黄山を有する安徽地方は文房四宝の名産地でもあり,墨や硯の展示も。文字通りガラスのような,「玻璃山水」と呼ばれた静謐な山水画の数々にうっとり。清の石濤がよかったな。京都国立博物館所蔵の黄山図冊が展示されていました。前期展示では泉屋博古館所蔵の黄山図巻が出陳されてたらしい。再会かなわず,ちょっと残念。

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