2020-11-13

2020年11月,京都,知恩寺・京都国立博物館「皇室の名宝」展

 さて,少し間が空いてしまいました。秋の小旅行の2日目は京都へ。JR奈良駅から東福寺駅で京阪電車に乗り換えて百万遍へ直行。知恩寺の古本まつりに行ってきました。下鴨神社の夏の古本まつりの楽しさを教えてくれた人がこちらも絶賛してたのでずっと気になっていたのです。今年は夏の市は中止になったようだし,この機会を逃すまじ。

 秋晴れの午前中,市は夏の半分かそれより少し少ないくらいの規模でしたが,熱心なお客さんでいっぱい。先日植物画を購入した際にCurtis's Botanical Magazineのことをちょっと調べたりしてたので,まずは欧文堂のテントで版画類を手にとる。

 おお,あるじゃないの。何枚か見つけたカーティスのうち,1796年のプリント,右上のNo202を購入。キンポウゲかな?オレンジ色が鮮やかでかわいい。しかし,こないだのトケイソウと比べると紙がペラペラで薄いんだ。紙質の違う版が何種類かあるということなんだろうか??調べてみよう。ほかに,インドのテキスタイルの洋書や,ウニベルシタス叢書の野島秀勝先生の訳書「宮廷風恋愛の技術」(アンドレアス・カペルラヌス著)など。相変わらず支離滅裂。
 次は旅の最終目的の京都国立博物館「皇室の名宝」展へ。先に昼食をとろうとレストランへ向かったら大行列。展覧会は日時指定だけど.食事はそうはいかない。。空腹をこらえて展示室へ。

 「蒙古襲来絵詞」を見るだけでも,と思っていたのだけれど,とにかく次から次へとまさに「名宝」が現れて,お腹いっぱい。思えば伊藤若冲の「動植綵絵」をこんなに空いてる会場でじっくり見たことなんて初めてかも。人気がありすぎて何となく敬遠してたけど,確かに凄い迫力だわ。と脱帽でした。
 というわけであっという間の小旅行はこれでおしまい。楽しかったなあ。やっぱり旅はよいですね。時間がなくなって省略した京セラ美術館はまたいずれ。しばらくはGo toも様子を見たほうがよさそうだし,ゆっくりとあれこれ計画を立てて楽しむことにしよう。

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