2023-07-14

2023年6月,青森,東北・北海道への旅(2) 棟方志功記念館・善知鳥神社

 今回6月の東北・北海道旅はJR東日本の大人の休日倶楽部パスを使い,まずは東北新幹線で青森へ,そしてその日のうちに北海道新幹線で函館北斗駅に向かいます。青森は今年度で閉館になるという棟方志功記念館に行きたかったので。

 前回,青森県立美術館や三内丸山遺跡を訪れたのは12月でしたが,気候のよいこの時期は荷物も少なく身軽です。青森駅から市内バスで提橋へ。そこから少し歩いて記念館へ。確かに時代を感じる建物だけれど,老朽化というほどではなさそうに見えます。

 司馬遼太郎の「街道をゆく 北のまほろば」にも詳しく登場するこの記念館の閉館はとても残念。収蔵品は県立美術館に移管されるそう。特別展「友情と信頼の障屏画」が圧巻の展示。有名な華狩頌も見れてとてもよかった。騎馬姿の西域の女性たち。

 次は善知鳥神社へ。前回は日が暮れてから訪れたので,今回全貌を見ることができてとてもうれしい。お能の「善知鳥」は哀しい話だけれど,とうとう外ヶ浜に来たんだなと思うと感動でした。化鳥の血の雨に逃げ惑う漁師の姿を思い出しながらも,どことなくユーモラスな石像にちょっとほっこり。

 そして次は古書らせん堂さんへ。こちらも前回はすでに閉店時間を過ぎていたので念願の訪問。楽しかった! おおお,と思う古書がいっぱいあって,さすがに旅の初日なのでこの3冊でガマン。中平卓馬の写真集を旅の伴に選ぶ! 日本の写真家シリーズはコンパクトにまとまってるから前からほしかったもの。他にもずらずら~と書棚に並んでいてお値段も良心的でちょっと興奮。旅先の古書店めぐりは楽しいです。通信販売で手に入れるのとはやっぱり違うんだよなあ。

 そして電車の時間まではシュトラウスのカシスケーキなどいただいて,港もぶらぶらしてウォーカー・エヴァンス風(?)の写真など撮って,さて,北海道へ。

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