2023-07-21

2023年6月~7月,帯広,東北・北海道への旅(3) 北海道立帯広美術館・帯広市野草園

 旅の2日目は早朝の北斗1号で函館北斗駅を出発、南千歳でおおぞら3号に乗り換えて帯広へ向かいます。函館北斗駅の構内に夷酋列像のパネル展示が! 2015~2016年の北海道博物館や歴博での展示を見に行けなくて,いつか見てみたいとずっと思ってるのですが,生きてるうちに叶うだろうか。。複製パネルでも北海道の地で見ることができて感激でした。

 さて,帯広へ。とにかく北の大地は広いです。帯広では北海道立帯広美術館へ。マップで見る限りは,駅からバスで15分くらいの公園の一角にあるので,脳内では砧公園の世田谷美術館くらいのスケールを想像していたら! とんでもない。公園ったって,広大な森林が広がって,てくてく歩くとデーン!と美術館が現れました。

 企画展の「見えない音を描く」は同館と札幌芸術の森美術館,北海道立近代美術館,北海道立三岸好太郎美術館の所蔵品がほとんどで,知らない作家の作品も多くて楽しかった。渡會純价の版画。栗谷川健一のポスター原画。展示はなかったけれど、ショップで札幌オリンピック(1966)のポスター原画のポストカードがあって,かんじきを履くアイヌの男性の画のタイトルが「スキーの源流」というんだ。しびれました。

 コレクションギャラリーの「静かに流れる 思索を誘う版表現」展もとても面白かった。チラシで見てこの展覧会を見たくて帯広に来たのでした。池田緑の「Silent Breath サホロの7カ月 1999年8月~2000年3月19日」,写真では抽象表現に見えていたけれど,実物を見てその驚きと言ったら! コロナを経た今の展示の意味がわかって,あらためて作家と美術館と観客の関係性というかつながりに感服しきり。

 さて,次は公園の中の野草園へ。野草園というかもう原生林みたいな広大さ。気になる植物がいっぱいあって,いっぱい写真を撮ったけれど,きりがないのでこの1枚。アザミの1種です。実は,足元に昇天したカエルが何匹もいて,気になって仕方がなくて(カエルは苦手なの。),そそくさと出口を目指して市内へ戻りました。

 帯広といえば六花亭本店。らしいのでここはしっかり観光コースをおさえて店内で買い物やらイートインやら。六花亭の生ケーキを食べた。店舗ドア横のレリーフ。
 
 さて,帯広半日観光を堪能して,次はおおぞら7号に乗って釧路へ向かいます。釧路着はぎりぎり日没を過ぎてしまい,夕景が美しいという幣舞橋は夜の帳の入口でした。

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